【門前仲町・ヘッドスパ・睡眠】睡眠不足と不安な感情の関係

query_builder 2022/05/05
睡眠ストレス
20220506_081855_0000

こんにちは!

門前仲町・越中島エリアでドライヘッドスパと整体を組み合わせて睡眠改善をしている【ゆくる】の大城と申します。


皆さんは眠れなくなって「何かへの不安感」を感じたことはありますか?

最近ゆくるに来られるお客様の中に「何かへの不安感」を強く感じている方が多くいらっしゃいます。

●仕事でミスをしないか不安

●職場や家庭での人間関係に対する不安

●朝起きたら頭痛や何か不調が出ているのではないかという不安

●集中力が下がり間違った判断などをしてしまうのではないかという不安...

など不安にも様々あります。

そういった「不安感」と睡眠には大きく関わりがあるので、今回はそのお話をしていきます。

では、よろしくお願いいたします。


睡眠不足になると不安を感じやすくなり

カリフォルニア大学バークレー校で、睡眠障害において脳がどのような状態になるのかという実験が行われました。

実験では18人の健常者のうち、半分の被験者を睡眠をとらない「睡眠不足」状態にし、残る半数の被験者は普段通りに睡眠をとらせました。その後、午前中と夕方と2度のタイミングで、被験者の「不安レベル」を測定したところ、睡眠不足状態の被験者の不安レベルは30%増加し、睡眠不足の被験者のほぼ半数が不安障害に近い状態になったことがわかりました。

研究者たちは睡眠不足によって脳内で何が起こっているのかと脳の活動を調べたところ、脳内の扁桃体前帯状皮質という感情にたずさわる領域が他の部位に比べて有意に活性化していることがわかりました。

これらの領域は、ともに「恐怖」のようなマイナスの感情をうまく処理する機能を持つ部位であり、不安障害の患者では過度に活性化している領域だと言われています。 さらに詳しく脳を調べると、睡眠不足状態の被験者では、マイナスの感情を制御する前頭前皮質内側部という扁桃体と直接つながる部位の活動が少なくなっていることもわかりました。このことから、「睡眠が足りないことで不安を抑え感情を制御する脳領域の活動が失われることが確認されたのです。

一晩でも睡眠が足りなくなると、私たちは感情をコントロールすることが下手になってしまいます。


睡眠をとることで不安の解消ができる

睡眠不足の状態になると不安を感じるの領域が活性化・非活性化することが明らかになり、「睡眠」と「不安」が密接に関わっていることが確認されましたが、幸いなことに、睡眠不足によって不安を抑える脳領域が不活性になった被験者でも、睡眠をしっかりととるだけで翌朝には不安レベルは正常値に戻っていたとのことでした。

そして、深い眠りの状態である「ノンレム睡眠」の期間に感情コントロールのメカニズムが回復することもわかりました。

つまり、睡眠不足に伴って脳が不安障害と同じ状態になった場合に、その状態から脱するには、睡眠の「量」とともに睡眠の「質」が重要であることも確認されたのです。


睡眠不足で上がるのは「不安感」だけではない

睡眠不足になると「前頭前皮質」と「偏桃体」との繋がりが弱くなり不安感が増幅してしまうですが、増幅するのは不安感だけではありません。不安感とは逆の高揚感なども高めてしまうことがあるのです。

実験ではネガティブな画像を見せてネガティブな感情への反応を見ていたのですが、逆にXスポーツや激しいスポーツの写真などを見せたり、仕事を任せて完成したら高額な報酬を出すといったような実験を行うと、今度はポジティブの方に感情が振り切ってしまうようになったそうです。

それは、脳の「線条体」という部位の活動が活発になることでドーパミンという快楽物質がたくさん出すぎてしまうのです。

睡眠不足になると、脳の理性を司る「前頭前皮質」と人間の本能を司る「偏桃体」や「線条体」との結びつきが弱くなることで、理性や判断力が弱まり、本能的な感情が強くなってネガティブやポジティブといった感情の間を激しく行ったり来たりしてしまうのです。



まとめ

「睡眠不足」の状態では「不安感」を高めるような脳の活動になということが確認されました。

さらに、不眠症の人は不安障害を発症するリスクが2倍に高まったり、不安を抱える人の70%以上が睡眠障害を発症したりするというデータもあります。

では、私たちはどうすればよいのでしょうか?

まずは、しっかり眠るための習慣を整えることだと思います。眠る習慣といっても夜の眠る前の習慣だけを変えても変化がないことも多いです。眠るための習慣は朝、昼、晩と整えなければいけません。

簡単なところでは、眠る直前まで家事や仕事の作業をしていたり、スマホや動画を見るのではなく、せめて就寝時間の30分前からは「自分だけの眠れるオリジナルルーティンを作って実行する」ことをオススメします。

それでも変化が出ないとか、自分では変化が出ないのであれば私のような専門家に相談をして施術を受けてみたり、生活習慣の見直しをしてもらう方が変化が早いと思います。何か睡眠や不安感でのお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

ご連絡お待ちしております。



今回もお読みいただきありがとうございました。

少しでも皆さんのお役に立てればと思います。

また次回もよろしくお願いします。



ゆくる 大城


※参考 「睡眠こそ最強の解決策である」マシュー・ウォーカー著


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゆくるでは、ドライヘッドスパと整体を組み合わせて睡眠改善を行っています。 睡眠がしっかりとれないと、免疫力の低下、仕事のパフォーマンス低下、すぐにイラつき人間関係の悪化などにつながります。 睡眠が悪くなってしまう要因には、①肩こりや腰痛などの体の不調や痛みがある、②仕事や人間関係でのストレスによって副腎疲労が起きている、③スマホやPCなどからの情報過多により自律神経が乱れている などが考えられます。 「眠れない」には理由が隠れています。その理由を探して、根本改善をしていきます。ゆくるでは、医療系国家資格を持った施術者が体の知識と睡眠の知識を織り交ぜて睡眠改善に導きます。 睡眠でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。


----------------------------------------------------------------------

ゆくる

住所:東京都江東区牡丹1-14-5 湯本ビル202号室

電話番号:090-7587-8885

----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG