“便利”な現代に頼りすぎて、自分の体が退化している

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整体睡眠
ぐっすり眠りたいなら覚醒物質を減らせ_20250930_154803_0000

こんにちは!
江東区門前仲町の睡眠改善専門の整体「ゆくる」と申します。


「世の中こんなに便利になったのに、なぜ体調が悪い人やメンタルの不調になる人が増えているのだろう?」

最近そんな疑問をよく持つようになりました。


私たちの暮らしは、この数十年で大きく変わりました。食事、住環境、衣類、交通、あらゆる分野で「便利さ」が追求され、日常生活はとても快適に過ごしやすくなっています。
しかし、その裏側で私たちの体は本来持っていた力を発揮する機会を失い、少しずつ退化しているのではないかと感じています。


■ 飢餓状態を経験しない体
現代と比べると、昔は食べ物を手に入れること自体が大変で、飢餓に近い状態を経験することも少なくありませんでした。

体が飢餓状態になると、体内では生き延びるための仕組みが働きます。例えば、エネルギーを効率よく使うモードに切り替えたり、修復やメンテナンスの機能を高めたりするのです。
ところが現代では、コンビニやスーパーに行けば24時間いつでも食べ物が手に入り、空腹を我慢する必要はほとんどありません。便利さのおかげで命の危険を避けられる一方で、体の「飢餓スイッチ」が入る機会が減り、本来の回復力や代謝のリズムが弱まってしまうのです。


余談ですが、80~90歳でご存命のご高齢の方がすごく元気だなと感じることはありませんか?

私の考えでは、戦争や戦後の世を経験して厳しい時代を生き残ったという”体の細胞自体の強さ”が、今の便利な時代を生きている私たちと違うのではないかと思っています。


■ 高性能な靴が奪う感覚
最近の靴はクッション性が高く、軽くて履きやすいものが増えています。確かに足腰への負担を和らげてくれるメリットはありますが、その分「足の裏で地面を感じる力」や「そもそもの足の筋力」が弱くなっています。

人間の足には26個の骨、33個の関節、100以上の筋肉、腱、靭帯があり、生体力学における傑作品といわれています。

足の裏には無数の感覚受容器があり、そこから得られる情報をもとに体はバランスを保っています。

足からの感覚情報を処理する脳の活動範囲は、手からの感覚情報を処理する範囲と同じ大きさがあります。なので足からの感覚情報が正しく伝達されないと脳は混乱し、その結果、身体に間違った信号を送ってしまい、変に緊張させたり、思わぬ動きをさせてしまうのです。

高性能な靴に頼りきることで、このバランス感覚が鈍くなり、転倒しやすくなったり、体幹の安定性が低下することにつながり、肩こりや腰痛の悪化、自律神経の乱れや睡眠んの乱れなどにもつながっているのです。


■ 快適すぎる室内環境
冷暖房の技術も大きく進化しました。夏は涼しく、冬は暖かく、いつでも快適に過ごせるようになりました。
しかし、快適な環て境に慣れすぎると、体が本来持っている「体温調整能力」が弱まります。

本来なら自律神経が勝手に反応して、暑ければ汗をかいて体温を下げ、寒ければ筋肉を震わせ血流を高めて体温を維持するはずです。

けれど、自分で調整する前にエアコンで解決できてしまうため、自律神経を使わずに「体温調整能力」の働きが衰えてしまうのです。その結果、気温の変化に弱くなり、少しの気温差でも体調を崩しやすくなります。


■ 夜でも昼のように明るい社会
そしてもう一つ大きな変化は「光」です。
昔は太陽が沈めば一日の活動が終わり、夜は暗闇の中で休むのが自然の状態でした。しかし現代では、街灯や照明、スマホやパソコンの光で、夜でも昼のように過ごすことができます。
この便利さの代償として「体のリズムが乱れる」ことがあげられます。夜なのに光を浴びすぎることで脳が「まだ昼間だ!」と錯覚し、眠りを誘う睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が抑えられてしまいます。その結果、体の眠る準備が整わずに、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまったりと深い睡眠がとれなくなるのです。


■ 便利さと引き換えに失われるもの
こうして振り返ると、便利さは確かに生活を快適にしてくれますが、その一方で体の本来持っている機能を衰えさせています。
「食事で得られるエネルギーの使い方」
「足裏から感じるバランス感覚」
「自律神経を使った体温調整の仕組み」
「本来持っている1日24時間の体内リズム」
これらはすべて、自律神経が関わっているものです。
つまり、便利さに頼りすぎることで、自律神経の働きそのものが乱れやすくなっているのです。


■ 自律神経の乱れが睡眠の乱れに
自律神経が乱れると、まず影響が出やすいのが「睡眠」です。
交感神経(活動モード)と副交感神経(休息モード)の切り替えがうまくいかなくなり、夜になっても頭が冴えて眠れない、眠れても浅い眠りで夜中に目が覚める、朝起きても疲れが取れていないといった状態が続いてしまいます。

さらに、睡眠の乱れは体調不良やメンタル不調へと直結します。慢性的な疲労、肩こりや頭痛、免疫力の低下、集中力の低下、不安やイライラなど、日常生活に支障をきたす症状を引き起こすのです。


■ 睡眠を改善し、自律神経を整えることが必要
現代人に必要なのは、「便利さの中でも体を整える習慣を持つこと」です。
特に、睡眠は自律神経のバランスを回復させる最も大切な時間です。深い眠りの中で体は修復・回復を行い、心もリセットされます。
だからこそ、乱れた睡眠を改善し、自律神経を整えることが、現代人の不調を解消するカギとなるのです。
たとえば、
・寝る前のスマホや夜の部屋での強い光を避ける
・適度に体を動かし、汗をかいたり、深い呼吸をする

・裸足で歩いたりして足裏やバランス感覚を鍛える
・エアコンに頼りすぎず、体温調整の力を取り戻す
・食事の間隔を工夫し、空腹時間を持つ
こうした工夫は、自律神経を整え、睡眠の質を高めてくれます。


■ まとめ
現代の便利さは、私たちの暮らしを豊かにする一方で、体の機能を退化させ、自律神経や睡眠を乱す原因にもなっています。
不眠や疲労、メンタルの不調で悩む人が増えているのは、この「便利さの落とし穴」にも関係しているのです。
だからこそ今、改めて「自分の体の本来の力を取り戻すこと」「睡眠を改善して自律神経を整えること」が必要です。
便利さを活かしながらも、体のもつ本来の機能を活かせる暮らし方を選んでいきましょう。


■ 「ゆくる」の整体でできること
睡眠改善専門の整体「ゆくる」では、
・自律神経を整えるためのSBR快眠療法
・全身の緊張をゆるめ、呼吸を楽にする整体
・深い眠りにつながる筋膜ヘッドマッサージ
といった施術を通して、「ぐっすり眠れる体質」へ導いています。
「寝ても疲れが取れない」
「夜中に目が覚めてしまう」
「自律神経が乱れている気がする」
そんな方にこそ、一度体を整えて本来の睡眠力を取り戻してほしいと考えています。
 


今回もお読みいただきありがとうございました。

なにか少しでも参考になればと思います。

また次回もよろしくお願いいたします。


睡眠改善専門の整体「ゆくる」

大城 源太


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ゆくる

住所:東京都江東区牡丹1-14-5 湯本ビル202号室

電話番号:090-7587-8885

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