睡眠を改善するなら腸内環境から整えろ!脳と腸の関係性について【門前仲町・睡眠改善・ヘッドマッサージ・整体】

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整体睡眠栄養
口→食道→胃→腸→肛門

こんにちは!

江東区門前仲町にある睡眠改善専門の整体「ゆくる」です!

睡眠を改善するなら腸内環境から整えろ!ということで、あなたは『脳腸相関』という言葉を聞いたことがありますか?
昔から、脳の状態が腸の機能に影響を及ぼすことは知られていましたが、近年では脳から腸への影響だけでなく、腸の状態の様々な変化が脳に伝わることで気分や感情という心の状態にも影響を及ぼすことが分かってきました。
この脳と腸が互いに影響を及ぼし合う関係を『脳腸相関』と言います。
ストレス社会と言われる現代で、心の状態にも関与するということは『脳腸相関』は間違いなく睡眠にも影響を与えることなので今回取り上げさせてもらいます。

日本人の約6割はストレス感じている
経済が豊かになり、科学技術は進歩しさまざまな面で便利な社会になった一方で現代は「ストレス社会」と言われています。
厚生労働省が5年に1回行っている「労働者健康状況調査」によれば、「仕事や職業生活でストレスを感じている」労働者の割合は2012年には60.9%となっており、今や働く人の約6割はストレスを感じながら仕事をしていると言われています。
そもそもストレスとは、『さまざまな外部刺激あるいはそれによって生じる体や心の変化のこと』を言います。
あなたも緊張したときに急にドキドキしたり汗をかいたりお腹が痛くなったり便秘になったりなどの経験はないでしょか?
私たちはそうやって何らかの外部刺激を受けることで、体と心が勝手に反応し変化が生じます。この反応は、危険から身を守るための心身に起こる自然な防御反応ですが、より強い刺激を受けたり、ストレス状態が継続すると、睡眠の質の低下頭痛や腹痛などの全身の不調につながることがあります。 
さらにこのようなストレスが慢性化することで過敏性腸症候群やうつ病などの発症につながることも知られ、近年ではこれらのストレスと関連の深い疾患の病態解明や治療法の研究が進み、脳と腸の関係が注目されるようになってきました。

腸から脳への情報伝達
腸は消化管として食べ物を消化し栄養素を吸収する場所として知られていますが、最近の研究で、腸は消化器官の役割に加えて別の働きが発達している重要な場所であることが分かってきました。
①免疫系
私たちの消化管は口から肛門までひと続きになっており、腸は体の中にありながらその内側はトンネルのような構造で外界に接しています。そのため、腸は食べ物だけでなく、細菌やウイルスなどのさまざまな病原体と常に接する場所として、さまざまなリスクに対応できる態勢がとられています。それが免疫系です。腸には体全体の半数以上の免疫細胞が存在し、腸管免疫系という独自の免疫系が発達していることから、人体最大の免疫器官とも言われています。


②内分泌系(ホルモン分泌)
私たちの体内では、体のさまざまな働きを調節するホルモンという物質が分泌されています。このホルモン分泌により、体の内や外で何かしらの変化が起きても、体の働きが乱れないように保たれています
腸にはこのホルモンを分泌する腸管内分泌細胞という細胞が存在していて、内分泌器官としての役割も担っています。
③神経系(自分で考えて動ける)
腸には思考を司る脳と同じように、入ってきた情報の処理処理した情報を伝達する役割を担う神経細胞が存在すると言われています。その数は脳や脊髄に次いで多く、さまざまな種類の神経細胞が存在しています。
腸にはこの神経細胞が網のように広がっており、腸管神経系と言われる独自の神経ネットワークが発達しています。そのため、脳の指令が無くても自分で考えて、自分で活動することができ、脳と同じように外部からの情報を処理し、伝達できると言われています。
以前から、脳は全身の機能を支配していると考えられ、脳で感じた不安が腸に伝えられるという研究が行われていましたが、近年、腸では腸管神経系という独自の神経ネットワークが発達しており、感知したさまざまな情報を処理して脳へ伝達していることが分かってきました。
この脳と腸の情報交換は、免疫系、内分泌系、神経系という腸に備わる機能を介して行われています。特に、腸から脳への情報伝達のルートとして注目されているのが「迷走神経」です。腸から脳への情報量は脳から腸よりも多いと考えられており、脳は腸から送られてくる情報に大きく影響を受けていると言えます。


腸内環境が乱れると増える不安感
脳と腸は、常に情報を交換し合い、互いに影響を及ぼし合い「脳腸相関」を作り上げています。さらに近年では脳腸相関において腸にすみつく腸内細菌が関与していることが分かってきました。
脳腸相関における腸内細菌の関わりが世界で注目されるきっかけになったのは、【腸内細菌を持たない無菌マウスを使った基礎研究の報告】でした。
この研究で、無菌マウスは腸内細菌を持つ通常マウスに比べてストレスに対して過敏であること、脳の神経系を成長させるための因子が少ないことなどが分かりました。その後、無菌マウスに通常の腸内細菌を移植すると多動や不安行動が正常化するという報告もされています。
つまり、腸内細菌はストレスの感じ方や脳の神経系の発達・成長、そして行動に関わる存在であることが示されたのです。
これまではストレスで起こる不調への対処は、脳を起点として考えることが一般的でしたが、脳腸相関の研究により、日常的に起こりうる一時的なストレスに対し、腸を起点としたアプローチが注目されつつあります
その中で腸に働きかけるプロバイオティクス(腸内細菌)の可能性が見出されてきています。
脳腸相関をより深く理解するためには、今や腸内細菌は無視できない存在と言えます。

腸内環境を整えて睡眠を改善する
ストレスは私たちの体と心にさまざまな不調をもたらし、生活の質の低下をもたらします。しかし、ストレスは排除したくとも避けることはできません
さらに、ストレスは「睡眠の質」を低下させる要因の1つとしても知られており、ストレス社会と言われる現代において、睡眠障害も大きな社会問題となっています。
睡眠は体の休息だけでなく、心の休息にも欠かせません。心身の健康のために、睡眠時間を十分に確保することはもちろん大事ですが、より重要なのが【睡眠の質】だと言われています。
【睡眠の質】を高めるには「脳腸相関」を意識して腸内環境を整える必要があります。腸内環境が悪くなることで脳はストレスに過敏になり、不安や恐怖感を感じやすくなります。不安や恐怖を脳が強く感じてしまうと睡眠中にも交感神経が優位になってしまい深く眠ることができなくなってしまいます。
なので睡眠を改善するには腸内環境を整えて、脳がストレスに過敏に反応しない体質を作っていくことが必要かもしれません。
そのためには食生活を見直し、乳酸菌やビフィズス菌などの腸内細菌を増やし、そのエサになる食物繊維をしっかり摂取して腸内環境をキレイにしていきましょう。
なんとなく体に良いと聞いたから野菜を食べる、ただなんとなくマッサージで体をゆるめる、なんとなく血流を高める、なんとなく運動をするということはただの"点"の行動でしかありません。それを"一本の線"の行動にしていくために、生活習慣を見直して改めて自分の体に合わせていろいろ工夫をしていく必要があります。

あなたに合った"一本の線"を作るために私は睡眠改善専門の整体をしています。何か睡眠のことでお困りでしたらお気軽にご相談ください。
睡眠改善には、施術を受けて体の外側を変えることも大事ですし、栄養や体内リズムなど体の中から変えていくことも絶対に必要です。
あなたに合った方法が必ずあるはずなので一緒にそれを作っていきましょう。


ということで今回のブログは長いものになりました。

ぜひ読んで参考にしていただけると有難いです。

また次回もよろしくお願いいたします。



睡眠改善専門の整体「ゆくる」

大城 源太



※参考文献:ヤクルト中央研究所

https://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_3611.php


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ゆくる

住所:東京都江東区牡丹1-14-5 湯本ビル202号室

電話番号:090-7587-8885

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